2005年08月09日

世界の中心で、愛をさけぶ

片山恭一原作の大ベストセラー小説の映画化。
初恋の恋人を亡くし喪失する青年の彷徨と再生
生きること・人を愛することの尊さを教えてくれる作品。



実は、映画はそれほど好きではないのですが、ドラマには泣かされました。
一番好きなのが原作。
朔太郎の話ではなく、朔太郎の祖父の恋愛話です。


半世紀もの間 ずっと一人の女性を愛し続けた祖父。

朔太郎と一緒に その女性の墓を掘り起こし
自分が死んだら、この女性の骨と一緒にして
野生のスミレが生えている山のなかに蒔いてくれと頼みます。

そして、恋人を亡くし 喪失感にさいなまれている朔太郎に祖父は話すのです。

見えるもの、形あるものがすべてだと考えると
わしらの人生はじつに味気ないものになるんじゃないかね。

わしの好きだった人が
かつて知っていた姿形のまま、再びわしの前に現れることはないだろう

だが形を離れて考えれば、わしらはずっと一緒だった。
この五十年、片時も一緒でなかったときはなかったよ。

・・・・

人はいろいろな別れに遭遇するものだ。

奇妙なことに、わしらは二人とも同じような体験をすることになった。
二人とも好きな女と一緒になれず、死に目にも会えなかった。

おまえの辛さはよくわかる。
だがね、それでもわしは、人生はいいものだと思うよ。美しいものだと思う。




この言葉には、じーん… ときました。


たとえ傍にいられなくても
片時も一緒でなかったときはなかったと思えるくらい人を愛し。

人生はいいものだ、美しいものだと 心から思いながら
生涯を終えたいですね。
posted by さくらこ at 23:37| Comment(0) | 純愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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