2006年04月23日

リバティーン

riba.jpg

1660年代。科学技術や芸術が急速に発達し
性の自由に対する考え方も大きく発展していった王政復古のイギリス。
国王チャールズ二世(ジョン・マルコヴィッチ)の恩赦を受け
3ヶ月の追放から戻ったジョン・ウィルモット(ジョニー・デップ)は
いつものように仲間と芝居小屋へ繰り出す。
そこでジョンは大根役者と呼ばれている
エリザベス・バリー(サマンサ・モートン)の隠れた才能に気づき
楽屋を訪ね「君をロンドン一の女優にしよう」と申し出る。



う〜ん!さすがジョニー・デップ ぴかぴか(新しい)
『ショコラ』の時にも書きましたが
役柄によって、これほどイメージが変わる俳優さんも珍しいですよね。

『パイレーツ…』『チャーリー…』のようなジョニーも好きですが
『ブロウ』『フロム・ヘル』のような役柄の方がセクシーで素敵(^^*

そしてこの『リバティーン』でも男の色気に溢れていました。
ジョニー・デップの本領発揮!というところです。


卑猥な言葉がポンポン飛び交い
すごい映像も出てきますが(笑ってしまうくらい)
物語自体は、とても切ないお話なのです。

賛否両論ありそうですが、私は好きな作品です。


riba3.jpg

この中で彼が演じるのは 17世紀実在の英国詩人。
作品では高い評価を得たものの、女好き・酒好き・ポルノ作家としても有名で
アルコールと梅毒が原因となり33歳で死去したという 第二代ロチェスター伯爵。


冒頭からカメラ目線で
「私はジョン・ウィルモット、第二代ロチェスター伯爵。
 どうか私を好きにならないでくれ…」と話しかけてくる彼を観て
もうこれだけでもいいわ〜と思ってしまうほど素敵です。


ロチェスター伯爵の存在感の大きさの陰にかくれてしまいそうですが
彼を愛する 3人の女性(妻・女優バリー・娼婦ジェーン)の それぞれの想い。
特に、娼婦として自分の立場をわきまえながら、最後まで彼を包み込むように愛する
ジェーンの心の大きさ・温かさは忘れられません。


「オッパイではなく 魂に惹かれると面倒なことになるよ」

「男は一生のうちに 3人の女性を愛する。
 ひとりは初恋の女性
 ひとりは結婚相手にする女性
 そして最後のひとりは 死を見届けてくれる女性」


…と 彼に話す言葉も心にのこります。



才能に恵まれ、地位もお金もすべて手に入れて
何不自由ないように見えるのに
心の中はいつも渇ききっている ロチェスター伯爵。

バリーに
「(自分の)人生には何の喜びもないから芝居に心動かされたいんだ」と話し
彼女を一流の女優に育てるまでの日々が
彼にとっては一番幸せな時だったのでしょう。



これほど極端ではないにしても
彼のような淋しさや虚しさを感じている人は多いかもしれませんね。

そして私もまた そんな人間の一人なのかもしれません。
posted by さくらこ at 10:45| Comment(4) | 切ない愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今晩は〜♪
かなり衝撃的な映画でしたね
もちろんジョニデにはいつも感心!!
こんな汚れ役もしちゃうなんてね。
私はこの主人公、奥様に最後まで大事にされて(愛されて)なんて幸せなヤツと思いましたよ^^ 
やはり最後は”妻”ですよね(自信持ちましょう! 笑)
Posted by マダムS at 2006年04月23日 21:18
マダムSさん、こんにちは (^^)
汚れ役もまた素敵でしたね〜♪(何をしてても素敵なんだけど^^*)

私は娼婦の彼女が好きだったので
「結局、最後には奥さまの元に帰るんだ・・・」と哀しくなってしまいました。
家に戻った直後、イスに座って失禁してしまい
それでも威厳を保とうとしているシーンは切なかったです。
そしてその後の奥さまの行動は感動的でしたよね。

本当に、みんなから愛されて幸せな男性ですよね(^^)
Posted by さくらこ at 2006年04月24日 19:35
ぎゃは〜何か妻の荷はヤッパリ重いですなぁー。(^^;ヾ
彼を取り巻く3人の女性の存在も切なくて印象深いのですが・・・その中で、サマンサ・モートン演じるエリザベスのみ、期待していた分、私的には意外にもポイントが低かったのです。(って悪い方書くなよ! 笑;)
今度レンタルで再見する時は、最初と最後のジョニデだけ何回も観てしまいそう!^^
Posted by ラクサナ at 2006年04月24日 23:51
実は私も、女優のエリザベス・バリーとロチェスター伯爵の2人が
中心になっているラブストーリーだと思っていたので
2人の関係は、期待した分ガッカリしてしまいました(^^;
でも公式サイトを見てみると
ロチェスター伯爵はエリザベス・バリーのことを最も愛していたようですし
バリーもまたロチェスター伯爵亡きあとも彼のことを想い
生涯 独身を通したとか。。
それを思うと、映画の中での2人の描かれ方は、物足りないですよね。
その分、奥さまや娼婦との心の繋がりの方が印象に残ってしまった私です。
Posted by さくらこ at 2006年04月27日 10:01
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。