2005年12月05日

春の雪

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幼い頃、名門華族の綾倉家へ預けられた松枝清顕(妻夫木聡)は
綾倉家の令嬢、聡子(竹内結子)とともに育つ。
時が経ち、清顕は聡子に再会するが、聡子への恋心を素直に表せずにいた。

やがて聡子に宮家との縁談が持ち上がるが、清顕は目を背けたまま。
清顕が聡子への愛を自覚したのは 正式な婚約発表の後だった。

天皇の勅許が降りた婚姻と知りながら
清顕は聡子に求愛し、聡子もまた、その愛を受け入れていく…



三島由紀夫の原作は読んでいないので、映画を観ただけの感想です。

それほど期待せずに観たからでしょうか、なかなか良かったです。
妻夫木くんの主演作品を殆ど観てきている私としては、安心しました(^^)


自分のことを想い、いつも傍にいてくれると思っていた人が
手の届かない場所へいってしまうとわかった途端、狂おしいほどに愛情をぶつけていく。

とても我が儘な愛し方だと思います。。 でも こんな気持ちもわかりますよね。
そして、戸惑いながらも そんな彼を受け入れていく聡子。


若い2人の切ない想いが 美しく彩られた日本の四季を背景に描かれていて
なかなかよくできた作品だと思いました。

中学時代に覚えた百人一首の中で
一番好きな歌が出てきたのが嬉しかったですね。


「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」(崇徳院)

  川の流れが速くて岩にせきとめられた急流が
  二手に分けられて、また一つになるように
  将来きっと あなたと一緒になろうと思う


他にはこんな歌が好きでした。

「久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花のちるらむ」(紀友則)
「しのぶれど 色にいでけり わが恋は 物や思ふと 人のとふまで」(平兼盛)
「恋すてふ 我が名はまだき 立ちにけり 人しれずこそ 思ひそめしか」(壬生忠見)
 


そして『万葉集』では

「茜さす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」(額田王)


ませた子どもだったかもしれません (^^*
posted by さくらこ at 20:11| Comment(0) | 純愛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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